ロースウィーツではクルミやアーモンド、カシューナッツなどのナッツ類を生のまま使います。ローは「生」ということです。
私は初め、低カロリーのケーキのことだと思ってたんですが、、笑、、違ってました。
ナッツですが、そのまま生で食べないようにしましょう。
生のナッツには特定の環境下でないと発芽しないように酵素の働きを抑える「酵素阻害物質」が含まれています。この物質は水に溶けだすので、水につけておけば除法されます。そして発芽が始まり、活性化されます。活性化された生のナッツは酵素や栄養の量も増大するだけでなく、栄養素が消化吸収されやすい形になると言われています。
浸水時間はナッツの種類によってちがいがあります。
アーモンドは8~12時間、柔らかいカシューナッツは2~4時間くらいです。浸水後は水を捨て、流水でよく洗って汚れを除き、ざるにあけ、水けをきって使います。
私は一度失敗したことがあって、夏場気温の高いときに発酵させてしまったことがあります。なので冷蔵庫に入れておくのがいいです。
すぐに使わないとき、作れなくなったときには、水けをペーパーで拭き取ってざるにあげて、冷蔵庫で保管しています。乾燥したナッツを使いたい時には、浸水後にデイハイドレーターまたは天日で完全に乾燥させます。一度浸水して乾燥させたナッツのことを活性化したナッツ(activated nut)と呼びます。
そういえば、豆や穀物も料理するまえに浸水、しますね、、、
浸水させることで眠っている酵素やその生命力を目覚めさせ、活性化させることで体にそのエネルギーを最大限にとりこむことができるんですね。ただし、フラックスシード、チアシード、ココナッツ、ヘンプシードは浸水の必要はありません。
ロースウィーツのローは「生」という意味だと言いましたが、全部の材料が「生」でなければならないか?という問題。
最初の頃、私は悩みました。
例えばロースイーツによく使われる甘味料の
メープルシロップは生じゃありません。厳密に生のものでなくてもいいと思えば
それもありかなと思います。100%生にこだわって作る人もいると思います。
今回は生のナッツについて考えますが、普通にスーパーで生のナッツはあまり、売ってないですよね?困った~って方もいるのではないですか?
そんな時はローストでもいいんです。
厳密にローではなくなりますが、作れます。
その時は塩分が添加されてないナッツを使って下さい。
フィリングに関して言えばなめらかなクリーム状にする時、カシューナッツを使うことが多いんですが、ローストで作ろうとするなら、熱湯に20分くらい浸してから使うといいです。クラストに使う場合は必要ありません。
作っているうちに、どのくらいの水分量、または粘り具合なのか、わかってくると同時に、自分の好みで加減できるようになってくると思います。
今日はナッツを浸水させる理由や、
生のナッツを活性化させたナッツのほうが酵素や栄養の量は多いということ、
だけど、ローストのナッツでも作れるということをお伝えします。
私の場合ですが、カシューナッツは生、アーモンドはローストとか使い分けたりしています。なぜかというと、北陸は湿度が高いですよね?なのでカビなどが怖いなぁと思って。ナッツは買ってきたら冷蔵庫で保存です!
新鮮なナッツのほうがとっても美味しく出来上がります。
わたしのブログでは簡単に出来る、シンプルなものを紹介しています。
主にレッスンで作ってもらったレシピです。
わたしが作ってみて感じたこと、困ったこと、思い出しながら伝えて行きます。
これが100%正解!というわけでもないこともあると思いますが、慣れてくるまでの参考になれば嬉しいです。